投稿日時 2016-10-12 18:48:44 投稿者 マフツ このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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http://ncode.syosetu.com/n4002cm/195/ 最後まで聞く前に、"心配性の伯父さん"が中身の賢者は、振り返り噴水の方を向いたら、ディンファレが既にリリィを噴水の出口から、丁寧に引き上げていた。 そして賢者を見つけたなら、少女の方は止める間もなく走り出す。 秋桜の不思議も気がつかずに走り、花弁を舞いあげながら、賢者に飛び付く様にして抱きつき、その長い耳に一番先に言いたかった言葉を口にする。 「おかえりなさい、賢者さま」 「……ああ、ただいま、リリィ」 元気な自分を呼ぶその声に、ウサギの賢者は心から安心して、夕焼けの中で結局、"皆"がくる時間まで抱き締められていた。 |
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